"対話型"の成り立ち

「貴女は本当にセックスがしたくて
私を呼んだのかな?」
レズ風俗で働いていた私は、
お客様にそんな疑問を持つことがあった。
必ずホテルまでの移動中に
「なぜ利用を決めたのか」を聞くのだけど
「性経験がないことがコンプレックス」
「イけないから申し訳ない」
「誰も好きになれないことが不安」
などの悩みを和らげたり打開したい
という理由であることが多い。
つまり
「行為そのものを楽しむ」
 
のが目的ではなくて、
 
「行為は悩み解決の手段」
になっている。
誤解して欲しくないのだけど、
風俗をどのように使うかはお客様の自由で、
それにケチをつけたいわけじゃない。
ただ、安くないお金を払って、
一通りの行為をして。果たして
そこに望んだような拓けた展望や、
変わった自分が本当に在るのだろうか。
どうしても
こういう人達に最初に必要なのは、
大金を払って買う形式的なセックス
ではない気がしてしまう。
たぶん、まず必要なのは
悩みを見つめて自覚して
自分の言葉で人に話すこと。
相談できる相手を見つけること。
都内のお店のキャストとして働くうちに、
「自分の提供する話や場が、もっと悩みを緩和するきっかけを与えられるのではないか」
 
という思いが大きくなり、
レズ風俗キャストという立場を押し出して
【女性のセックスとレズ風俗を語る会】
を複数回開催。
そこで、セックスという
ひとりで悩みがちな話をみんなで共有して
人それぞれの悩みに共感したり、
前向きさを貰ったり与えたりできた。
だけどもっと
お客様として勇気を出して来てくださる
1人ひとりと向き合いたい
と思う中で、
新店舗立ち上げの話が舞い込んだのでした。
対話型レズ風俗 Relieve 〜リリーヴ〜 は、
やりとりを通じてどこがつらいかを知り、
それを和らげ、縛られてるものから解き放たれる
というイメージで名付けました。
ここは、あなたが悩んでいることを、
あなたの言葉にしてもらう場所。
私が問題を解決するのではなく、
あくまできっかけを一緒に探す場所。
まずはたくさんお話ししましょう。
あなたのことを聞かせてください。
それから、どういうことをしていったら
悩みにアプローチできるのかを、
あなたのペースに合わせてご提案します。
オーナー 橘みつ